THE LORD‘S ANGELS 16th キャンプ・レポート (西日本編)
台風が迫っていた・・・それも2つ・・・。
何人のメンバーが、キャンプの開催に気をもみ、祈り、そして今回ホストを務める四国のメンバーの日頃の行いを恨んだことだろう。
全国にブロックを持つLORD‘Sにとっては、開催地の晴天を祈るだけでは不十分なのである。
日本中から集まる仲間の為の祈りは、当日まで続けられた。
10月26日(土)曇天・・・BOSSを迎えに兵庫県龍野を目指して走る。
台風一過の空には時折太陽も顔を出していた。
共に走るはずの京都のMASAさんは、今回もJAFのお世話になり、一人旅を楽しむこととなる。
今頃、遥々東関東から四国を目指すメンバー達は、暴風雨の中を突き進んでいる事だろう。
無事にたどり着くように祈りながらの、ソロツーリングとなった。
待ち合わせの喫茶店で昼食をとり、マスターたちに見送られながら、淡路SAを目指す。
時折吹く風は強く、肌寒く感じるほどだったが、定刻より早く到着することができた。
既に先着していたメンバーと挨拶とハグを交わしながら、遅れているメンバーを待つ。
そんな中、1台のハーレーがやってきた。
東京から参加したメンバーである。
今年も忙しい中、駆けつけてくれた。
遅れること30分、爆音と共に東関東&関東ブロックから参加するメンバー達が到着。
嵐を抜け、既に600kmを走ってきたメンバーに疲れの色は隠せないが表情は明るい。
ここまでの労をねぎらい、簡単な打ち合わせと給油を済ませ徳島を目指す。
ミラーには、久々に長い車列が映っている。
鳴門大橋に近づいた時、強風の中、思わぬ光景を目にした。
雲を割って差し込む光が、海に反射して絶景となり、また目的地付近に天からのスポットライトのように降り注ぎ、見とれるほどの光景が広がっていたのである。
どうやら、四国のメンバーは、祝福されているらしい。
野太い咆哮にも似た厳ついメンバーの祈りは、神様の耳に届いたようだ。
全員が集合し、しばし休息。
聞けば、水曜日から仕事を休んで準備に奔走していた・・・いやいやかなり長く「前夜祭」が続いていたようである。
明るい笑顔が、祭の始まりを告げていた。
四国ブロックを先頭に、今宵の宿まで走る。
30台もの車列は、最後尾が見えないほどだが、連なるヘッドライトと背中のエンジェルライドが心をつなぐ。
この瞬間の為に、仕事や事情や都合と折り合いをつけて、みんなが集まったのだ。
今宵の宿は、四国三郎の郷キャンプ場。
荷をときながら、再会を喜びながら、バーベキュー場へ集まる。
各テーブルには、地元名産の牛肉や鶏肉、新鮮な野菜が、これでもかと並んだ。
四国のリーダーHIROさんの、とてつもなくカタ~い挨拶を皮切りに、楽しい宴がはじまった。
料理に舌鼓を打ちながら、話の花が咲き乱れた。
気分が一層高まったところで、徳島のバイクチーム「アーバン・ジプシー」のメンバーも加わり、BOSSアーサー・ホーランド師のメッセージを聞く。
魅力的な生き方とは・・・素直に生きることとは・・・バイカーとは・・・研ぎ澄まされた熱いメッセージが、ストレートに心に届くような時間であった。
その後、関西ブロック四国出張所所長を拝命したYOSHIさんの軽妙な進行で、爆笑オークションが開催され、みんなが持ち寄った高価な出品物が、嘘のような値段で売られていった。
来年は熱海あたりを開場に、東関東がホストを務めることになった。
リーダーHIKARIの「今年、俺達は四国まで来たので、四国の皆さん!宜しくお願いします!!」の一言に、「おう!」と威勢の良い声が飛んだ。
四国のメンバーが1ミリ以上成長したことを感じた。
ホールを出て、さらに各ロッジで話が弾み、時計を見ることも忘れるくらい、楽しい時間が過ぎた。
10月27日(日)朝6時起床・・・気温は低いが、気持ちの良い快晴となった。
出発前に、昨年のキャンプで受洗したTAKAHIROさんの奥さんが洗礼を受けることとなり、全員で河原へ移動する。
形にとらわれないLORD‘S流の洗礼式は、いつ見ても感動的だ。
「おめでとう!」「よかったね!」と、メンバーに祝福された奥さんの表情はとても晴れやかだった。
その後、5月に十字架を担いで四国を一周したアーサー師の道程をたどるようにツーリング。
波の音、海風、遠くの島影、穏やかな秋の陽ざし・・・。
少しずつ別れの寂しさが忍び寄ってくるのを、振り払うように笑い、しみじみとメンバーであることを喜んだ。
スケジュールの都合で、一足先に東京へ向かうアーサー師の愛馬が見えなくなるまで全員で見送った。
昼食に四国ブロックが選んでくれたのは、天丼がうまい海沿いの海鮮食堂。
笑顔が素敵なおじちゃんが運ぶ料理を食べながら、各テーブルでまた盛り上がる。
解散の時間が近づき、駐車場で解散式をする。
ホストの労をねぎらい全員で輪になり、チームの将来と帰路の安全祈り解散となる。
新しく四国に加わった土木関係で現場監督をするMARUちゃんが音頭をとる。
「バイクは良いか?」「バイク良し!!」「ご安全に!」「ご安全に!!」
LORD‘Sに新しい祈りのスタイルが確立した。
涙を見せるメンバーと熱いハグで、再会を約束する。
「また会える!」「おう!またな!」声をかけながら、感動の輪が広がった。
ここからは、関西、中部、東関東、関東が滋賀県の草津までお別れツーリングとなる。
草津では、既に17時。
彼らの到着は、深夜に及ぶに違いない。
今回、大変忙しい中にもかかわらず、ホストを務めてくれた四国ブロックのメンバーに、深く感謝。
そして、全国各地から、この日のために集まってくれたメンバーに感謝。
全てに感謝しつつ、メンバーシップを実感しながら、それぞれ帰路についた。
深夜1時20分、茨城県のメンバーから到着の連絡が入り、全員完走となる。
今、16thの終了と同時に、17thのスタートを実感している。
THE LORD‘S ANGELS LEADER
KANSAI BLOC SARU